岸本宗也(きしもとかずや)昭和11年〜(1936〜)洋画家。台湾省基隆生まれ。大阪市在住。武蔵野美術大学卒業。卒業制作優秀賞。旧省立台北盲唖学校(現台北市立啓聡学校)教職を務める。山口長男に師事し、会社員勤務のかたわら画業に精進し続けていた。2001年定年退職を機に画業に専念。個展4回、グループ展多数。「日韓現代美術展」、「A-21国際美術展」ポーランド、フランス、ドイツ展に出品。具象作品に専念していたが、A-21国際美術展を機に抽象画も手がけるようになる。具象画の代表作は重厚な『鏡前の二人裸婦』。また抽象画に画域を広げる転機となった作品『望郷』は、懐郷の念を幾何の構成要素、色彩との相互作用で鮮やかに表現したとして好評を得た。現在、日本現代美術協会理事、日本美術家連盟会員。
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