西本 大歓(にしもと たいかん)

西本大歓(にしもとたいかん)昭和23年〜(1948〜)華道家・水墨画家(南画)。兵庫県神戸市生まれ。現在、三木市在住。本名・敏博。聖華草道宗家。幼少より、実業家でもあった山水画家の祖父・廣峰に南画を学び、水墨を極める。後に華道へ進む。奈良にて印可を受け、青銅器に牡丹の『始皇帝』など、青銅器に花を活ける青銅華術師としての重鎮。草木を愛する姿勢は修験道の修行に近く、怪僧を思わせる隠者。近年アートフラワーにも奇才を示し、アンジェパリ社の谷垣代表とのコラボレーションなど新境地を開拓、薬草の呪術と命を甦らせる力を、草・竹・柳で表現、大椿を青銅鏡に七枝に散らした草薙剣は海外で各賞受賞。著書に華伝大全『聖華』全十一巻(国文学の森澤美弥子女史共著)がある(絶版)。古代奉納の花と舞と謡の世界を創出、多彩な分野で鬼才ぶりを発揮、芸術大賞ほか各賞受賞。美術に大きな功績を残した華道家である。

コラボレーション 1996年作 アンジェパリ所蔵

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